●使用している天然香料
TOP:ベルガモット、レモン
MIDDLE:ラベンダー、ローズ、ラバンジン、オークモス、リーフィーグリーン
LAST: シダーウッド、ムスク、アンバー
●主だった香料の特徴
ベルガモットは、甘く爽やかで柑橘系の香りを持っています。その香りは、レモンやオレンジのような柑橘類に似ていますが、フルーティーで爽やかな香りを持ち、軽やかで明るい印象を与えます。リラックス効果があり、ストレスや緊張を和らげるのに役立つと言われています。
ラバンジンは、ラベンダーの花から得られるハーバル(草本植物の香り)であり、同時にフレッシュで清潔感があります。この特徴は、ラベンダーが庭やフィールドで育つ環境から来ていると考えられています。他の香り成分とのブレンドにも適していて、他の香りと組み合わせることで、より複雑でバランスの取れた香りが生まれます。
オークモスは地衣類から得られるため、その香りは苔や地衣類の特有の温かみのある香りが含まれ、森林や自然の中で見られるものであり、多くの人に自然の香りとして親しまれています。香水の持続性を向上させ他の香り成分と調和させるのに適しています。
リーフィーグリーンは、香水において摘みたての葉や草を思わせるみずみずしさと爽やかさを併せ持つグリーンノートで、香り全体に自然な軽やかさと透明感を与えるトップ~ミドルノートとして重宝され、朝露の森や新緑の風景を想起させるような清涼感と生命力を演出します。
シダーウッドは、その名前が示すように、木材から抽出される香りを持っています。この香りは通常温暖で、ウッディで、穏やかな印象を与えます。ドライでエレガントな特徴を持っており、重たすぎず、爽やかでありながらも品のある香りとして捉えられます。しばしば地中海の地域で見られる植物から抽出されることがあり、そのため地中海の風土に関連する香りとも言われています。
ムスクは一般的に温かく感性的な香りを持っています。香りが持続する能力が高いため、香水のベースノートとして選ばれます。この特性は、香水が時間とともに変化し続け、深みが増すのに役立ち、しばしば優雅でセクシーな印象を与えます。その香りは穏やかで、肌にまろやかに広がります。
アンバーは通常、温かみと深みのある香りを持っています。これはバニラやヘーゼルナッツなどの甘い要素によるもので、香水においては甘いベースノートとして使用されることが多いです。またエキゾチックで神秘的な香りでもあります。その香りはしばしば遠い土地や東洋の香りと結びつけられる事があります。ベースノートとして使用され、そのため香りが比較的長持ちします。これは、アンバーが香水が蒸発する過程でゆっくりと放出されるためです。